勉強会とソフトウェア業界では空気が違う
最近、協力会社から外注の方一人にプロジェクトへ参加してもらいました。
その、方と接する中で気づいたことをつらつらと。
頑張って新しい技術を取り入れながらプロジェクトやっているよ
まず、我々がどのようなシステムを構築しているかというのを差しさわり無い範囲で明かしますと以下のような感じです。
- 業務系のWebアプリケーション(ASP.Net MVC5)
- Visual Studio 2013 for Web
- DI Container (Seasar.Net Quill)
- OR Mapper (S2Dao.Net)
- Unit Test (NUnit)
- Mock (Rhino Mock)
- CI (Jenkins)
という、感じです。
結構新し目の技術を使ってはいますが、Web業界のような尖ったところには以下の点が追い付いていないなぁと個人的には思っています。
- SCMがSubversion (gitは個人レベルでしか使っていない。)
- Seleniumが未導入(結合以降で使いたいがほぼ全員未経験)
- デプロイの自動化が出来ていない(どう配置するかも固まっていない状況)
たぶん、他にもあるかもしれないけれどざっと上げると最新のトレンドの中でも現プロジェクトに取り入れられる点がいくつもあるにもかかわらず追い付いていないという認識でいます。
社外の人に話を聞いてふと思った
で、最近入った外注の方に話を戻すとその方に『結構色々なツールを使ってますね。』とか『話は聞いたことあるけど実際の仕事で触るのは初めてな技術(or ツール)です。』とかそのような反応が返ってくるんです。
IT系の勉強会に少ない機会ながらも参加した経験からすると、うちの会社はどっぷり遅れており周回遅れもいいところなんじゃないかなと思っているのですが、
実際の仕事でお会いする他社の技術者からは『結構新しいことやってますね。』的な反応を得ることが多いのです。
正直言って、最初はそういう人たちに『俺らだって周回遅れなのに、そんなんで大丈夫か?』とか『(既存技術と既存顧客にあぐらかいて)このままだとオフショアに全部仕事取られちゃうよ』なんて思っていたのですが、世の技術者って案外ゴリゴリ勉強会にも行ってないし、最新の技術にもそんなに触れていないんだな。ということに思い至りました。
だからって、低いところで安定目指しますか?
ただし、周りの状況は待ったなしで進歩してきますし歩みを止めたら座して死を待つだけ。
ゆでガエルと言ってもいいし、地盤沈下と表現すべきかもしれませんがそういったゆっくり相対的にソフトウェアエンジニアとしての価値が毀損されていくことにあらがわないといけません。
まず、できることからコツコツと。
今回のプロジェクトでは
- Seleniumによるスモークテストの自動化
を絶対取り入れてやろう!と改めて心に誓ったのでした。
以上、本日の気づき。