何か着ていればいいよ

ソフトウェア技術者の日常や技術の話を書こうと思います。

過去の見積の失敗を生かしてみた。

過去の見積を参考にする

今日、来年度の案件の見積をしている際に過去の見積を参考にしようと入社5年目で初めてプロジェクトリーダーをして初めて見積をした見積を引っぱりだしてくる必要がありました。

そのプロジェクトでは初めてのリーダーとして見積を責任もってプロジェクト全体に対して行うのも初めて。
システムとしては継続案件で技術的には当時はかなりハイスキルを求められるもので自分の手に余るというのは分かっていました。

ただ、当時の私はリーダーが全部一人で見積もるのは当たり前。
分からないことは前任者に聞くとしても最終的にはリーダーが一人で見積をまとめて顧客に提示しそれがコミットメントになりプロジェクトが進む。
そういう理解でした。

思えばまずいことばかり

この一人でというのが今にして思えば非常にまずかった。
前任者に要件や仕様は聞きつつも工数は全部リーダーの自分で出さなきゃいけない(マネージャーは営業的なマネージャーでした。)それがリーダーの仕事なんだと思っていた訳です。

結果としては機能によっては見積の5倍以上の工数がかかり非常に大きな赤字プロジェクトとなってしまったのでした。

過去の反省を生かすよ

そんなことを思い出しながら、どこら辺がまずかったのだろうか?
見積の観点から思ったことをまとめておきます。*1

  • 見積をリーダー一人で考えて作った。
  • 一人で作った見積を他者のレビューにしっかり通さなかった。
  • 技術的に未知(この場合はマルチスレッドと通信)のものに大してリスクバッファを乗せなかった。

このような失敗を糧に今回こそはと出しましたよ。
高い見積を。
お客様には高いと言われてしまい、予算内で納めるために何か施策が必要と突き返されてしまいしたが…。

なかなか思うようにはならないですね。

*1:プロジェクト運営や自分のプログラミングスキルなど他にもまずかった点は一杯あるのですがとりあえず見積の部分