何か着ていればいいよ

ソフトウェア技術者の日常や技術の話を書こうと思います。

座右の銘がマジすぎて引かれた話

もう3年くらい経つかな。以前の現場で現場に加わって一ヶ月目くらいに歓迎会を開いてもらった。
厳しいリリース済みの製品の不具合対応がメインで日々終電帰りの厳しい環境だったけど、チームの方々は気の良い人々でデスマプロジェクトをなんとか仕上げた直後だった。
「休ませてください」と再三再四訴えていたにも関わらず「山は越えたプロジェクトだから」と騙されていった常駐先での出来事。

最初の一ヶ月で人柄みたいなものは何となく分かっていたけど、飲み会となると仕事以外の面が見えるもの。 客先だったこともあり、毎日帰りが遅かったけど参加した記憶がある。


話の流れで、それぞれが座右の銘を言っていこうということになった。
自分は歓迎会を開いてもらっていることもありトリとなった。
各自がそれぞれ座右の銘を言っている間、自分は結構マジで考え込んでいた。
そのとき、ちゃんと人の話を聞きながら流れを読んでいたら良かったんだろうけど、それまで座右の銘なんて考えた事も無かった僕は正直焦っていた。
あまり聞いてなかったので記憶が定かではないのだけど、皆がそれぞれ人柄を表しつつも面白い座右の銘を言っていた気がする。(たぶんちょっとふざけたもの)
でも、マジで考えすぎていた自分は酒が入っていたり疲れすぎていた事もありこれぞズバリ!という座右の銘を思いついたあたりで自分の番が回ってきた。

あまり声の通らない自分がちょっとだけ声をはってこの一ヶ月で知り合った皆に言った座右の銘

コードが全て

というもの。
正直、「こいつ何言っているの?」という雰囲気がながれていた気がするが、悦に入っていた自分はその理由を滔々と述べていた。
曰く「世の中コミュニケーションスキルだの何だのと言っているが、ソフトウェアはコードが無ければ動かない。コードこそ全ての根源だ!」
曰く「コードには書いた人の人生が現れる!」

超引かれた。
正直、プログラミング面ではあまりいけてないチームだったこともありドン引きも良いところ。
職業プログラマーという存在を自分はあまり分かっていなかった…。

でも、それから3年たって今座右の銘は?と聞かれたらやはり

コードが全て

と答えるかな。
これが本心だったんだ。