何か着ていればいいよ

ソフトウェア技術者の日常や技術の話を書こうと思います。

遅読の自分を許すこと

すべての元凶はこの本

Soft Skills: The Software Developer's Life Manual

Soft Skills: The Software Developer's Life Manual

最初の一章を読んだ段階で、これは凄い本だと。何があっても読み切ってやると心に誓ったのが事の発端でした。
さして、得意でもないのに洋書をこれだけ熱いパッションで読むことになった経緯と自己肯定をちょっと書き残しておきます。

きっかけは@higeponさんのこの記事

d.hatena.ne.jp

そこまで、絶賛なら読んでみようと軽い気持ちでkindle版を購入した行為が、この半年の自分の時間の使い方を左右するとは思いもしませんでした。

そんな"Soft Skills"の読書もかれこれ、去年の10月半ばから半年かけて読んでいていよいよ本文は読み終わり、付録も最終章にさしかかりました。
いやー長かった。
朝晩の通勤時間と昼休みと休日の隙間時間をかなりの割合で読書に割いてるつもりだけど、それで半年なので計り知れない。

じつはこの本を読んで2,3カ月で半分いくかどうかの時に自分の読む遅さにいい加減嫌気がさしていたんですね。
「俺はこの本にどれだけ人生の貴重な時間を費やしているんだ?」とか、技術ブログや技術書を紹介している記事を読んだりして
「この人若いのにこんなに本読んでるよ!それに比べて俺何なの?」みたいな焦りというか自分が読んでいる本そのものではない本質的ではないところでのよく分からないモチベーション低下に悩まされていたわけです。

でも、読んでよかったなと肯定的に今は思っています。
もちろん内容が良い本だったからという部分もありますが、比較的平易な英語で書かれているとはいえ技術者向けの洋書を読み切るというのは自分にとって初めてでとても自信になりました。
確かに、日本語の簡単な技術書を選べばこの期間で4,5冊読めたかもしれません*1
正直、アウトプットもおろそかになっていました。*2

でも、読んでよかった。読み切った。(まだ数ページのこってるけど)
時期も中途半端だけど、そんなことは関係ありません。というあふれんばかりのポジティブシンキンッでとりあえず終わっておこうと思います。*3

*1:それでも、読んでる人から比べれば少ないかな?

*2:この本にアウトプットすべしって書いてあるにもかかわらず

*3:この辺も本の影響